水で乾杯は縁起が悪い!?その理由とは?

      2017/07/23   豆知識

水で乾杯は縁起が悪い!?その理由とは?
パーティやイベントの打ち上げで乾杯することがありますが、みんなお酒が飲めるとは限りません。そうなると、お酒が飲めない人は水を入れてやり過ごそうとすることもあるでしょう。

しかし水で乾杯することは縁起が悪いのでしない方が賢明です。

そういう場合は形式的に口を付けるだけでも問題ないので、飲めなくてもお酒を入れてくださいね。しかしどうして水で乾杯してはいけないのでしょうか。

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水で乾杯は縁起が悪い!?

水で乾杯することを水杯(みずさかづき)と言います。水杯とはもう会えない相手と交わす杯のことですので、お祝いの席では相応しくありません。

正式な水杯は、お互いが水の入った杯を持つことですが、例え自分だけでも縁起が悪いとされているので止めた方がいいですね。

水杯の由来

昔から行われている風習に「末期の水(まつごのみず)」と呼ばれるものがあり、亡くなった人に対して、その近親者が唇に水を含ませる行為を指します。

最期に水で潤わせて、「あの世へ行ってものどが渇きませんように」という想いが込められているのです。「死に水をとる」とも言います。

元々の由来はお釈迦様の時代にまで遡ります。お釈迦様が入滅(亡くなる)のとき、のどが渇いたので水を欲しがりました。弟子に持ってくるように頼んだのですが、なかなかキレイな水が見つかりません。弟子が困っていると鬼神がやってきて、キレイな河から水を汲んできてくれたというエピソードに由来します。

この出来事でお釈迦様は安らかに入滅できたとされているので、あの世への旅たちにのどが渇いて苦しまないようにとの願いから、末期の水の風習が仏教で広がりました。

そしてこの「末期の水」が水杯のルーツだと言われているのです。生死の分かれ目を連想させるために、水で乾杯するのは縁起が悪いのでしょう。

特攻隊と水杯

水杯は戦争を描いたドラマで出てくるので、見たことあるという方も多いと思います。今生の別れを意味することから、太平洋戦争時に特攻隊が出撃する前にお互いの杯を水で満たして飲み、さらにその杯を割っていたという記録があるそうです。

特攻隊の場合でも、帰還しません。必ず一死をもって戦果を遂げます。という誓いの意思を表すために、再度この酒を飲むことはないぞ!と酒を受ける盃を割って出撃をします。

引用元: Yahoo!知恵袋

杯を割る意味はいろいろな説がありますが、「死を掛けた覚悟の表れ」だったり、「もう二度とこの杯を使わない(杯を交わすのはこれが最後)」など、そんな想いが込められている別れの儀式だったのです。

百田尚樹さん原作の映画「永遠の0」でもそのようなシーンがあります。現代を生きる姉弟が、特攻隊員だった祖父のルーツを辿るストーリーとなっており、特攻に出撃する前に杯を割る場面は涙を誘うでしょう。

水杯の意味を知ってから見ると、また格別な想いが込み上げてきそうになりますね。一体どんな気持ちだったのかなんて、現代をのんびり生きている私には理解できませんが、戻ることがないと知りつつ戦場に向かっていく若者がいたのだと思うだけで涙が止まりません。

こういうエピソードはこれから先も伝え続けていかなくてはいけないと思います。

まとめ

水で乾杯することは生死の別れを意味する水杯に由来することから、縁起が悪いと言われているのですね。そしてそんな風に実際に水杯をして、決死の覚悟で散っていった特攻隊の若者がいたことも忘れてはいけません。

どうしてもお酒が飲めない場合は口を少し付ける程度でも大丈夫ですので、水での乾杯はやめておきましょうね。

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